子どもを初めて病院へ連れていくときは何を持って行ったら良いのか分からないパパも多いかもしれません。
大人であれば保険証とお金だけ持って行けば何とかなることがほとんどですが、子どもは必要なものが少し異なってきます。
急な病気の時はここで確認
こどもの救急(ONLINE-QQ) – 小児救急電話相談 #8000 (kodomo-qq.jp)
夜間、休日に子どもの急な発熱などがあったときにどうするべきかを判断しやすくする日本小児科学会が開設しているサイトです。
サイトを見ても判断に困るときは無料で電話相談もしているのでとても便利です。
子どもが受診するときに必要なもの
子どもが受診するときに必要なものは以下の通りです。
- 保険証
- 医療助成券
- お金
- 母子手帳
- おくすり手帳
詳しく見ていきましょう。
保険証

当然ですが、診察を受ける子ども本人の保険証が必要です。
国民皆保険制度を使うためには例外は無く、必ず保険証が必要となってきます。
時々、受付で『なんで保険証が必要なんだ!』という妄言を吐いておられる方を見ますが、恥ずかしいので止めましょう。
厳密に言うと保険証が無くても受診は可能ですが、治療にかかった料金がすべて自費で請求されることになります。
自費での料金は検査があると1万円を超えることも珍しくありません。
保険証を提示することで6歳の小学校に入学する3月までは2割の負担金で医療を受けることができます。
医療助成券

各自治体によって有無が分かれますが、乳幼児もしくは小児への医療費への助成を行っている場合に各個人に発行されているものです。
名称は自治体によって乳幼児医療証やマル乳・マル子、福祉医療費助成券やマル福と呼ばれることもあります。
保険証のみだと負担金は2割となりますが、このような助成券を使うことで自己負担金を1割から0割にすることができます。
医療証単独では使えないので、必ず保険証と一緒に提出してください。
その他の医療証
その他、特定疾患や障害など各個人に交付されているものがあれば窓口で提出するようにしましょう。
お金

上でお話ししたような乳児医療証などで負担金が無しであれば良いのですが、病院に受診するときは思いもよらない出費の可能性があります。
保険の使えない物品の購入であったり、薬局だと水薬の容器や軟膏の容器を自費での支払としているところもあります。
子どもの体調以外に気を揉む必要が無いように1万円程度は現金として財布にいれておくことをお勧めします。
母子手帳

母子手帳には出生時からの発達の記録、特に予防接種の記録が記載されています。
診察をスムースに行う助けとなるので、必ず持って行ってください。
3歳くらいまでは診察時に持参することをお勧めします。
おそらく最近の小児科では母子手帳の提出を求められることが多いので、
おくすり手帳

阪神大震災後から急速に全国的に普及しました。
現在使っている薬は当然ですが、母子手帳と同様に治療の流れも確認できるので、診察がスムースに進みます。特に異なる医療機関を受診するときは必ず持参しましょう。
現在使用している薬の情報もそうですが、過去に使用して問題のなかった薬というのも重要な情報です。
診察するときは子どもの情報が大切!
診察するに当たって、子どもの情報がすごく大切です。
- 平熱
- 食事量
- 他の人との関わり
- 今までかかった病気
子どものどこがどんな風に調子が悪いのかを説明するには、日常の姿を知っておく必要があります。
職業柄、保護者の方とお話しをすることが良くあるんですが、日ごろから子どもに接している保護者とそうでない保護者では明らかな違いがあります。
『薬もらいに来ただけで、症状とか良く分からないんで』
とか平気で言う父親を何人対応したか分かりません。
薬剤師に対する方便なのかもしれませんが、多分本気でしょう。
大体、そういうケースに限って後から母親から薬について電話がかかってきたりするものです。
日ごろからの育児参加を
日ごろから育児に参加している父親は全く姿勢が違います。
分からなくても一生懸命に考えて答えたり、しっかりとした受け答えが返ってきます。
皆さんには是非とも育児への参加をして頂き、子どもへの関心は常に持って頂きたいと思います。